山中城に行こうと思っているけど、こんな疑問はありませんか?
- 山中城ってどこにあるの?電車で行ける?
- 駐車場はある?料金はかかる?
- 障子堀って何がそんなにすごいの?
- 山城って体力がいる?所要時間はどのくらい?
- 日本100名城のスタンプはどこで押せる?
この記事では、城郭検定1級を持つ管理人ユラルが実際に訪れた体験をもとに、 山中城跡のアクセス・駐車場・見どころ・所要時間をまとめてご紹介します。
山中城ってどんなお城?
山中城は、静岡県三島市にある戦国時代の山城です。 後北条氏(ごほうじょうし)が箱根の西側に築き、旧東海道を城内に取り込んで監視・封鎖する関所的な役割を担った、軍事上の要衝(ようしょう)でした。

基本情報
| 築城年 | 16世紀中頃(永禄年間とも) |
|---|---|
| 築城者 | 後北条氏 |
| 城の種類 | 山城 |
| 所在地 | 静岡県三島市山中新田 |
| 100名城 | No.40(日本100名城) |
| 文化財指定 | 国の史跡 |

築城は16世紀中頃とされ、豊臣秀吉の小田原攻め(1590年)の際に わずか半日で落城したと伝わっています。 守将・松田康長(まつだやすなが)らは豊臣軍の大軍を相手に懸命に防戦しましたが、 激戦の末に落城しました。

豊臣側の兵力は約7万人、かたや北条側は約4,000人と言われており、およそ15倍以上の兵力差があったとされています。

半日でもよく耐えたな。
現在は国の史跡に指定されており、日本100名城(No.40)にも選ばれています。 天守などの建物は残っていませんが、土塁・堀・曲輪(くるわ)の遺構が 非常によく保存されており、山城好きには見逃せないスポットです。
そして山中城といえば、なんといっても「障子堀(しょうじぼり)」。 全国的にも珍しいこの堀が、多くの城好きを引きつけています。

私は雑誌やWEBで何度も見ていたので、実際に目の当たりにしたときは「見たことあるやつー!」と思わずテンションが上がってしまいました。
見どころ① 障子堀・畝堀|山中城といえばこれ!
山中城の最大の見どころは、なんといっても(2回目)「障子堀(しょうじぼり)」です。
後北条氏が得意とした独自の築城技術で、現存・整備された状態で見られる全国的にも非常に珍しい遺構です。


ここって、ワッフル片手に「ワッフルとワッフル~」って自撮りするところでしょ!
「畝堀(うねぼり)」とは、堀の底に土の畝(うね)を残して敵の動きを細かく区切る堀のことです。 そして「障子堀」は、その畝堀のうち畝を格子状・網目状に配置したもので、上から見るとワッフルのような凸凹(でこぼこ)の形に見えることから、城好きの間では「ワッフル」と呼ばれて親しまれています。
堀に落ちた敵兵が身動きを取りにくくなるため、少ない兵力でも守りやすくなるという効果があります。後北条氏の城づくりの知恵が詰まった、見応えのある遺構です。

山中城の堀は、ローム層(ねっとりした土)を使って造られていて、雨が降ると滑りやすく、よじ登りにくいように意図された構造とされています。
西の丸エリアには障子堀・畝堀がよく保存されており、芝生で覆われた緑の堀が広がる光景はとても印象的です。 晴れた日には富士山を背景に眺めることもでき、訪れた季節によってさまざまな表情を見せてくれます。
見どころ② 西の丸・岱崎出丸|山城の迫力を体感する
西の丸エリア
西の丸(にしのまる)は、山中城の中でも障子堀・畝堀が最もよく保存されているエリアです。

芝生で整備された広々とした曲輪(くるわ)と、その周囲を取り囲む堀の組み合わせは 山中城ならではの光景で、訪れた人の多くがここで足を止めます。

前述の障子堀の写真も西の丸です。
西の丸には階段の登り降りがあります。 足元はしっかり整備されていますが、段数はそれなりにあるので 無理せずゆっくり進んでください。

また、帯曲輪(おびくるわ)は、ずっとゆるやかな登り坂になっているので、無理せず自分のペースで登るのがオススメです。


……この坂、なかなかきつくない?

山城ですからね(笑)。でも登り切ったあとの景色は格別ですよ。
急がず、景色を楽しみながら歩くのがおすすめです。
岱崎出丸エリア
岱崎出丸(たいざきでまる)は、城の南側に張り出した出丸(でまる)です。 すり鉢曲輪(すりばちくるわ)をはじめ、独特の地形が続くエリアで、 見応えは十分ありますが、エリア内を歩くとそれなりに時間がかかります。
時間が限られている場合は、西の丸・本丸方面を優先して、岱崎出丸は余裕があれば立ち寄る流れがおすすめです。

私はここだけで大分時間を使ってしまいました。


岱崎出丸も基本的にゆるやかな登り坂です。無理せず自分のペースでお楽しみください。

訪問中に颯爽と早歩きで通りすぎていくお父さんを見かけましたが、急いで回るより景色や堀をじっくり味わいながら歩くのが断然おすすめです。

ハァハァ言いながら歩いてたな(笑)

山城の坂はなかなかきついですからね……。 無理せずゆっくり楽しんでください!
見どころ③ 眺望|富士山と愛鷹山が見渡せる絶景
山中城跡は標高約580mに位置しており、晴れた日には富士山や愛鷹山(あしたかやま)を望む絶景が広がります。 城内の展望地点や西の丸付近からの眺めは特に素晴らしく、山城ならではの開放感を味わえます。

訪問時は雲が多めでしたが、愛鷹山の稜線(りょうせん)はしっかり見渡せました。 天気の良い日を狙って訪れると、富士山をバックにした障子堀という 贅沢な景色が楽しめますよ。

見事に富士山見えてないな(笑)

晴れた日は絶景かと思います!
アクセス・駐車場
車でのアクセス
山中城跡は、静岡県三島市山中新田にあります。 国道1号線沿いに位置しており、三島市街地から車で約20分ほどです。 箱根方面から向かう場合は、箱根峠を越えてすぐのあたりになります。
登り坂の道が続くので、カーブや勾配(こうばい)が続きます。「山中城が山の中にある」ことを、道中からしっかり実感できますよ。安全運転でお越しください。

国道1号線って聞くと広くてまっすぐな道を想像するけど、山道なんだな。

観光地へ向かう感じというより、山道を登っていく感じです。 初めて行く方は少し驚くかもしれません。
駐車場
山中城跡の駐車場は無料です。 城跡側と案内所・売店側の駐車場が確実です。 訪問時(10月の日曜午後)は満車になることもなく、スムーズに停められました。 混雑しやすい時期でも、極端に混むことはなさそうな雰囲気です。
電車・バスでのアクセス
公共交通機関を利用する場合は、JR三島駅から東海バスが便利です。「山中城跡」または「山中」バス停で下車し、徒歩3〜4分ほどで到着します。 バスの本数は多くないため、事前に時刻表を確認してからお出かけください。
来訪には車がおすすめ|レンタカー情報
山中城跡は公共交通機関だとバスの本数が限られるため、車での来訪が断然便利です。 遠方からお越しの方や、周辺の史跡もあわせて巡りたい方には レンタカーの利用がおすすめです。
▼レンタカーをお探しの場合は楽天トラベル(レンタカー)が便利です。
所要時間の目安

山中城跡の所要時間は、回り方によって大きく変わります。目安としては以下のとおりです。
- 障子堀・西の丸エリアを中心に回る場合:約1時間
- 本丸跡まで含めて全体をじっくり回る場合:約2時間
山城なので足元はそれなりに起伏があります。ゆっくり景色を楽しみながら歩くのがおすすめです。
【実体験】回る順番には要注意!


ちょっと待って!山中城の本丸跡の紹介がなくない?

さすが、レキダンくん。よく気づきましたね…
実は私、今回の訪問で少し失敗をしてしまいました。 駐車場に着いて最初に岱崎出丸(たいざきでまる)方面から回り始めたところ、 そちらで思いのほか時間を使ってしまい、 肝心の本丸跡までたどり着けないまま時間切れになってしまったんです。

2時間あれば大丈夫だろうと踏んでいましたが、興奮しすぎて時間をかけすぎてしまいました…。

……普通、本丸方面から回るんじゃないの?

そうかもしれません……。でも、気づいたら岱崎出丸に吸い込まれていました。
岱崎出丸エリアも見ごたえは十分なのですが、 時間が限られている方はまず西の丸・本丸方面から先に回ることを強くおすすめします。
バリアフリー情報
山中城跡は山城のため、全体的に坂道・階段が多くなっています。 ベビーカーや車いすでの見学はかなり難しいエリアが多いです。

足腰に不安がある場合は、岱崎出丸の方が比較的楽に登れるかもしれません。
トイレ
トイレは城跡側の駐車場と案内所・売店側の2か所にあります。 山城の遺構エリアに入る前に済ませておくと安心です。
日本100名城スタンプ情報
スタンプ設置場所
山中城跡は日本100名城(No.40)に選ばれており、スタンプは案内所・売店の外に設置されています。詳細は訪問前に公式サイトや現地にてご確認ください。

案内所・売店の外にあるから、すぐにわかったぞ。
スタンプ帳について
スタンプを集めるには公式スタンプ帳が必要です。まだお持ちでない方はこちらからどうぞ。
日本100名城公式ガイドブック スタンプ帳つき
1,870円(税込・送料無料)
100名城めぐりのスタート地点はここから。スタンプ帳つきで、訪れた城をひとつひとつ記録していく楽しさが広がる。
楽天で購入合わせて行きたい|興国寺城
北条早雲ゆかりの地として知られる興国寺城(静岡県沼津市)は、北条氏が築いた山中城とセットで巡るのにぴったりのスポットです。
拠点にしたホテル|ダイワロイネットホテルぬまづ
今回、興国寺城と山中城を巡るにあたって沼津を拠点にしました。宿泊したのはダイワロイネットホテルぬまづです。
ダイワロイネットホテルぬまづ
沼津駅北口徒歩3分の好立地。全室20㎡以上のゆったり設計で、マッサージチェア付き客室も多数。和洋ビュッフェの朝食が好評。山中城観光の拠点に最適で、翌朝の早出にも便利です。
※じゃらんnet(外部サイト)に移動します
価格もリーズナブルで、アメニティも充実していてコスパが良かったです。 周辺に飲食店もあり、商店街も近くにあるので食事にも困りません。


商店街にはキン肉マンミュージアムもあるので、ぶらり散歩がてらに立ち寄るのもおすすめです。
訪れた後も、歴史は続く
北条氏・山城をもっと深く知る
山中城や後北条氏についてもっと深く知りたい方におすすめの本をご紹介します。現地を訪れる前後に読むと、遺構の見方がぐっと変わります。
「山中城好き」の心を満たす一品
[完成品]山中城 ジオラマ模型(日本100名城)
39,500円(税込・送料無料)
後北条氏の山城・山中城を精巧に再現した完成品ジオラマ。興国寺城と同じ後北条氏ゆかりの城を、手元で眺めながら歴史に思いを馳せたい方に。
楽天で購入
こういうのって男のロマンだよね。
お城のことをもっと知りたい方へ
まとめ|山中城跡は「見る山城」の最高峰
| 開園時間 | 見学自由(24時間) |
|---|---|
| 休城日 | なし(年中開放) |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | 無料 |
| トイレ | 駐車場付近・案内所売店側の2か所 |
| スタンプ | 日本100名城 No.40/案内所・売店外に設置 |
山中城跡は、障子堀・畝堀という全国的にも珍しい遺構を現存・整備された状態で見られる、山城好きにはたまらないスポットです。

建物こそ残っていませんが、芝生に覆われた緑の堀と起伏のある地形が織りなす景色は、訪れた人の心に残る絶景です。 ぜひ時間に余裕を持って、本丸まで全部回り切ってください!

私は行けなかったので……

だいぶ、堪えてるな…



